参加してきました。
『第60回広島県歯科医学会 併催 第105回広島大学歯学会例会』
何故かと申しますと。。。メインテーマが『歯科治療におけるデジタル化』だったからです。
日本における歯科の黎明期には、私からしますとマニュファクチャで、長きに渡り技術革新および継承が行われてきました。Dr.、DH、DT歯科に係る者みなが、まさに師弟関係を築きながら。。。それは今も昔もこれからも不変であろうとは思いますが、PCやスマートフォンなどがここ数年目覚ましい進歩を遂げているのと同様に、歯科界でもとくにデジタル面での進化は目を見張るものがあります。
20年前新米歯科医師であった僕は、大学院生であったため、バイトという形で歯科医療デビューしましたが、思い返してみても診療室内にはデジタルのデの字もなかったように思います。(最初の勤務先の院長先生ごめんなさい(>_<)。。)手書きのカルテ、レントゲンがフィルム、予約表が手書き、紙レセプト、文書作製がワープロだったりしてました。ワープロなんて懐かしすぎませんか?インクリボンって何?という世代の方のほうがもはや多いのでしょうか?
今では、デジタルレントゲン、CT、電子カルテ、電子レセプト、オンライン予約、口腔内カメラなどが普通に普及している有様です。
そんな中でも今後期待されているのが、CAD/CAMです。工業会ではいまでは常識的な技術ですが、オーダーメイドが必要な歯科界でも着実に導入されてきています。実は型採りした模型をCAD/CAMによって製作している被せ物結構あるのです。ですのであまり表だっていませんでしたが、デジタルカメラとスキャナーとソフトウエアの進化で今後は型採りが無くなるかもしれないのです。
実際に話を聞いてみると、例えばまだまだすべての型採りが無くなるとはないですが、数歯にまたがる被せ物などはかなりクリアーされているように思えます。機種によってはすでにマウスピース矯正にて実績があるものが出ています。
型採りが無くなることばかり書いてしまいましたが、他にも被せ物の製作期間の短縮であったり、使用材料や医療廃棄物の削減につながったり、Dr.とDTとの細かな意思疎通ができるようになり結果としてより質と精度の高い技工物を提供できる可能性が高いわけです。実際に機器も購入し、実践していくとなりますと私たちの技術も磨いて準備物も用意してと、いくつかハードルもあるのですが、今後の世の中の流れを考えますとマストになってくるような気がします。
今回色々話が聞けてよかったと思います。
せいぶにも来ないかな~あの機器。型採りって嫌じゃないです?僕は型採るのもとられるのも苦手なので。。。(おいおい!(-_-メ))
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